●カワニナは、卵胎生で、3pを超える大きな母貝の体内には、孵化した稚貝が沢山入っています。5月から10月上旬にかけては、毎日1〜15個の稚貝を産み続けます。(年間800〜2,000個体)稚貝は、7月には2oに育ち、これが、ゲンジボタル初令幼虫の餌となります。
●カワニナは、約2pに成長するまでに半年かかります。そして翌年から稚貝を産みはじめます。寿命はおおよそ6年で、直径が1oおおきくなるごとに60%ずつ死んでいき、1年後から死亡率は10%になり、2年後には3%しか生き残れないというデータもあります。
●カワニナは、雑食性であり、クレソン、ワサビ、セリ、野菜くずなどを好んで食べます。珪藻類からは、活動エネルギーとなる脂質を、落葉や泥に繁殖する微生物からは、繁殖に必要なタンパク質を得ています。
|